『Heavy Rain』は面白かったけれども私にはそうそう直ぐに繰り返しプレイをしたくなる物でもなかったんでとりあえずどうしようかなぁ… という事で会社帰りにブックオフに寄ってみてゲームの棚を見ていたらば異臭がしてきた方を向くと二人の若者がゲームのジャケを手にしつつ何やら喋っているんで
「あぁよくあるオタクかぁ… 」
と思ってたんだけどモソモソと話している言葉の音っか節回しっか抑揚に外国… 中国とかの何処かアジア系?と思しき喋り方に
「オタク系ってのは何処の国でも似るもんだけどねぇ… 」
とか思ってたんだけど何か漏れ聞こえ続ける言葉がどうも知った単語があるような気がして今度は集中して聴き耳を立ててみると、文法も単語も日本語で会話になっているのが解って愕然とする。単語が若者特有の独自物ってのでもないし喋っている内容も単純にゲームの中身や評価や評判というごくごくありふれたものにしか過ぎないにも関わらずチラ聴きではとても日本語の会話には聞こえないってのはどういう事なのかと。文節の切り方がおかしいから?と思ったんだけど、どうもそれだけではないようで極めて独特なリズム感での会話のせいかなぁ?と考えられなくもないんだけども集中してないと日本語に聞こえない日本語の会話ってどういう事なのかと。
これなら単語は解らんけどギャル語の方がまだ日本語として聞こえるのは多分ギャル語が自己主張や自己顕示の為のもので其処には主張すべき・顕示すべき他者に伝える為のものだからだろうけど、それとは位相が違うっか… 会話になってるんだからコミュニケーションツールとしての言語ではある筈なんだけど秘匿目的で特殊な略語や俗語や言い回しを使っているワケでもなく単語も文法も平易でカツゼツそのものも普通でなのにも関わらずよくよく聴かないと日本語に聞こえないという「事実」って… と。
長年一緒に暮らしている夫婦とかの間では独特な符牒とかお約束が出来てくるものだけどそういうのともまた違うようだが、多分、この二人の若人はこの二人での会話の時間が長いんだろうな、とは推測出来る。で、そこから先に進めると多分この二人は自分達以外の相手との会話をそんなにしていないんじゃないのか?って思えてならないんだが、都会ならいざ知らず大垣のような田舎でそんな事って可能なんだろうか?自分の脳の機能がおかしくなったんじゃないか?と不安になったが彼等の以外は別に意識せずとも普通に聴き取れたからそうではないようだし… と一旦ゲームの棚から離れて戻ってみるとまだいた彼らの会話に聴き耳を立ててみるとやっぱり最初のうちは何を言ってるのか解らない。個人輸入のDVDでのヒアリングをしてるぐらいの集中力があって解る日本語って何?って話で。日系ブラジル人とかかなぁ?でも、この独特な音て特に何処の国でもないしアクセント自体もトーンも普通に日本語なんだけど音階っかキーが違うような凄く独特で異様な音で…
これが単純に文法や用語がおかしい、話の筋道の立て方が、ってのなら解るんだけど内容自体は普通で平易なものだからおかしいんですよ。これも歳のせいとは思わないんだが… なんか、よく、解らない。そしてすごく、不安っか気持ちが悪い…