写真は天津国際空港にあった携帯電話の無料充電スタンド。様々な会社に対応する為に山ほどケーブルがあるけれどもちゃんとスマートフォン用のUSBタイプのコネクタもあったので試してみたかったんですが日本との電圧の違いもあって断念。中部国際空港でもありゃぁいいサービスとは思うんですがなんのかんのと言って日本の日常生活における携帯電話の利用環境っか必要性もあるのかなぁ… と思ったりもして。よぉ解りませんけど。
今回のツアー、夜のオプションで京劇観賞等をしたってのもあるんですが自由時間が殆ど無かったのもあったんで物価の感覚とかはよぉ解らなかったんですが、その分寝る前まではTVを観ながら妻とあぁだこうだと話していたんですが、時代の変化を感じたのはホテルがそうだからってのもありますが100を超えるチャンネル全てがデジタルハイビジョン放送、ってのもさる事ながら国内向けの北京語以外の広東語等のチャンネルも用意されていてそれぞれの言語の字幕まで常に表示されてるってトコで、未知の… さながらアラビア文字のような字幕やタイ語のような字幕に50以上の民族があるという中国の広大さを感じた、ってのもよりも、外国人も宿泊するホテルでチャンネルが選ばれている中でもたまたまなんでしょうが、所謂日帝支配時代を舞台にしたドラマでありながらも直接的に日本軍が出ていないものばかりだった、ってのが90年代から00年代の香港や中国の反日映像を知っている身には最も時代の変化を感じましたね…
テンプレの如く残虐非道凶暴な日本軍人は全く出て来ず、そういう時代に日本軍に媚び従う事で権力を得て略奪等の悪い事をしている中国人が悪役で、その部下にしても悪役に逆らえないだけであって悪役のやっている事を良しとはしていない。その理不尽な状況に我慢と抵抗をするのが正義の中国人って役になっていて構図としては二極化されてはいるけれども正義のする事が全て正しいってのでもなく背景として日帝支配という状況があるが… ってのは、実に巧いなぁ… と思ってしまうんですよ。他がどうかは知りませんけど。
だけど日本での第二次世界大戦を扱ったドラマなんて大抵日教組史観的っか「安直な軍部の暴走と虐げられる庶民」か「みんな被害者」か「みんな愚かだった」ってのがおトン度じゃぁないですか。若干、最近は違った毛色のも出てはきていますが状況に於いての個人の描き方は、所謂娯楽ドラマに於いて今の中国で放送されているものと比べれば苦労と悲劇の押し付けと戦争が敗戦という形で終わった事での現状肯定って枠組みしかやらないのと比べれば幾分かはマシじゃぁないかと思ってしまったのはへそ曲がりの性分なのかもしれませんが、政府の指示が無くても中国や韓国の応援肯定翼賛する日本のマスメディアの現状も相当に狂っているとしか思えないんですよね、私は…
私も愛読している『中国嫁日記』の
このエピソード、実は大昔に中国人留学生らから聞いた事があったんですけど、そん時から私の中では
「皇帝っか権力の支配下にあっての歴史、であって、所謂日本人が漠然と思う『国』としての歴史ではないんだろうなぁ… 系譜としての天皇は色々あるけど京都を千年王都とか言ってるのとは違うんだろうなぁ… 」
って思ってはいたんですけど、表向きと内向きっか、どちらも併せ持ちつつもって部分で見ていかないと色々と見誤るんだろうな… まぁ何事に依るワケじゃぁないけど… って頭では思っていたんですけど実際に訪れてみて物事に接してみての感慨ってのはやっぱりあるもんだなぁ… と、改めて思ったりもしまして。