先月まで夫婦共に忙しかった状況から解放っか、年度末&年度始の仕事の山を越えたかな?って感じで平日が落ち着いて過ごせるようになったんだけども、それまでの反動からか唐突に妻が
「上海に旅行にいかない?」
と言い出して…
「特に根拠は無いんだけども、来月くらいに行っておかないと暫く旅行そのものに出られないと思うし。JTBで安いツアーもあったんで行こうかなぁ… って思ったんだけど」
と、中国の文化っかデザインに萌えっか燃えの妻にそう言われてもなぁ… ってのが正直なトコで。1月の北京ん時も妻からの要請でボディガードとして、妻が費用を持ってくれての旅行でしたが、まだ北京は万里の長城と紫禁城という私にとっての気持ちの取っ掛かりっか気分の掴み所があったのを思うと今度の上海はもぅまるでそういう部分が無い。辛うじて映画の『上海バンスキング』くらいだけど、あれと今とではなぁ… とか。
おかしなもので中国人留学生との付き合いもあったし和訳版とはいえ『西遊記』『三国志』『水滸伝』『封神演義』等の中国古典を読み、映画やマンガや冒険小説等の中国を舞台や題材にした作品を妻の何倍も接してきた筈なんだが、妻のように自分の中での『中国』への憧れっか燃えっか萌えっか興味ってのが無いんですよねぇ… 行きたいって気持ちも無ければ行ってみたい場所名所旧跡もさして無く、本場の中華料理よりも日本の方が大抵は美味しいのを知ってしまったわ、食べ物や衣料等にしても台湾の方が品質が良いのを知ってしまうわ、石にも宝石にもシルクにも興味が無いわ、とか。
ぶっちゃけるとお金が無い。何とか今年中には平日に着用するカツラを作らにゃならんからそれで40万円くらいかかるんで来年は節約モードだよ、と昨年末には言ってはあったが、1月の北京旅行、2月の上京、そして先月の車検でトータルで当初想定していた予算より10万以上オーバー、って出費が続いてる中で更にトータルで7万くらいかかる上海旅行ってのは勘弁して欲しいと思わないでもないんだが、これが韓国等のようにお小遣いも含めて何もかも出してもらっても行くのは嫌、絶対嫌!って国ではないし旅行そのものは好きだし、なによりも
「一人ではどうも… 」
って妻に言われては、ねぇ… 有給は単年契約社員の私は丁度5月末でリセットされるんだけどまだ40日近く、ほぼ丸っと残ってるから問題無いんでやっぱここは蓄えから更に削る事になるんだろうなぁ… なんとか10月頃までにはトータル40万、現金で揃えたいんだけど… また秋頃とかに中国の別の場所に行きたいとか言われたら流石に死ぬよなぁ… とか、まぁ、あんまり楽しい気分とは言い難い金曜日の夜。
うん、妻との旅行、それ自体は楽しみではあるんですよ。
「でもさぁ、私にとっては中国の、今の上海も、寒山寺とかの名所旧跡にも何ら思い入れも期待も楽しみも無いんだから、旅行先でテンション低いとか言われても困るよ。ホント、旅行のモチベーションにあたるもの、っか、気持ちの取っ掛かりっか掴み所が無いんだから」
と、正直に素直に言ったらえらく不服そうな顔をされて、それなら旅行代金はまた出す!とか言ったりするんですけど、そうじゃぁないんだってば… 妻だってインド映画とか私にとっての燃えとか気持ちのある物全部を共有共感してるワケじゃぁないじゃんか… なのになんで?とか、ねぇ…