… 肉体的に、じゃなくて。
今年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされているという作品なのに、ディズニーはYoutubeの公式チャンネルで無料公開、ってので早速観てみたのですが…
これだけの映像を作るだけでなくアッサリと無料で世界公開をしてしまえるのも込みで大企業だから出来る事だと思うんですけど… その… ナンというか… グッとこないんですよね、私… 人物の表情とかを3DCGでトゥーンシェイドで、ってのをあそこまでやるのは凄い!とか、技術的には感心はしましたしよくまとまっていて非常に隙の無い端整な小品だとは思えたんですが、例えばモノトーンが特に意味が無い点とか、何て言うんですかね… 映像を観て、既知から、既観から抜けて、飛び越えて、グッとくるような絵が私には無くって、それってアニメーションとしてどうなの?って思ってしまうんですよね…
最近、映画からチョイと距離を置いているのも同様で、なまじ蓄積がある分だけ新作映画の予告編を観ても期待よりも大体の絵面と内容が想像が出来てしまって、しかも実際にその通りってのが増えてきてるもんですから億劫になってしまってるのと… インポげな感じと申しますか、
「どうしてエレクチオンしないの~ッ!」
って言われてもいや勃たねぇし… 、って感じとすると伝わりますでしょうか? まぁこの作品、19型のPCモニターで観ただけなんで42型のTV、いやいっそスクリーンで観ればもぅちょっと違う印象を感じる事が出来る…かも?って思わなくもないんですが、でも今までの経験で画面の小ささを嘆く事はあったけれど、そうは思えなかったし、なぁ… とか。
懐古厨っか昔の事をよく覚えているってのもその年月まで繰り返り、それこそ反芻してきた分の蓄積もあるからなんじゃないの? しかも後年になればなる程、先駆者らの手法やアイディアや技術は模倣、流用、転用されるんだからよりその蓄積は増えるんじゃぁないのか? だからこそ、影響は影響で、模倣なり転用なり流用はそれはそれとして、作られた物を、とは思いたいんですよ。特にアニメーションの場合、まさに絵空事であって、描かなければ何も無いってのなんですから、如何にCGが難しいのは解っていても、CGでなkれば出来ない画面を創ってみせてきたディズニーなら、と思いたいってのは… うん、我侭っか無茶なのは自分でも解ってはいるんですけども、でもやっぱり、映画とゲームは私にとっては大事なもので、特に映画であれば、って気持ちはあるんですけど、ね…
突貫工事で酷いものではありますが、何か一発、このシーンのように後にまで記憶に残るっか遺る絵面なりアニメーション(動き)が欲しいよなぁ… と言うか、モノクロだと私の場合バスター・キートンがいるもんですから余計に厳しくなってしまうのも解ってはいるんですけども、なんか、ね…