ドロドロに疲れて辿り着いた名古屋駅。あえて一本遅らせての電車、何とか座って大垣までは眠っていたい… と思うものの、まぁ何事も此方の思うようにはいかないもので窓際に既に座られていた老人の隣の通路側の席になってまぁそれでもツイてるかねぇ… と思う事にして。しかしやっぱり本格的に寝たい、っか意識がちょっと半分死んでるっか散ってるんでここはひとつ、全くガラじゃぁないんだけども…と思いつつも精一杯愛想を絞り出しながら
「すみません、何処までお行きになられますか?」
と老人に尋ねると
「何でお前にそんな事を言わにゃならん!」
と怒鳴られる。何がなんだか解らない。
「いや疲れてるんで終点まで寝たいんだけど、貴方が途中で降りられるんなら… 」
「そんな事知らんわ!」
とのお返事。まぁそりゃそうですよね、はいはい、じゃぁ何とか本寝にならんよう気をつけて… と思ってたら
「あ、ここ名古屋やないか!」
と叫んで走って電車を出て行った。
…
…
…
なんじゃそりゃぁ。