妻と日系ブラジル人向けのレストランにと出掛けましてな。
予備知識も事前情報も無しで行ったらば丁度ランチタイムは男女別のお金を払えば食べ放題というスタイルになっておりまして、格別に美味い!とは申しませんが絶対に日本人のそこらの店では味わえない料理を気兼ねなく食べて満腹になって楽しかったんですけども… 店内では私らにはカケラ程度しか解らないブラジル語だかポルトガル語だかの音楽番組がかかっていたんですけども、ふと
「これは一体どういう放送なんだろうなぁ… 」
と思ったりもして。
インフラが整備される以前は現地の番組を録音したカセットやVHSがかけられている、ってのが普通だったのが、やがてCDやDVDになり、今ではインターネットがあればストリーミングなり何なりで現地の放送なり情報なりとでダイレクトに繋がる事が出来るんですよね。
出稼ぎの人が偽造テレカを握り締めて国際電話で家族にかけていたのも今や昔、ネット時代はIP電話も出来るしwifiなりのアクセスポイントでの動画付メッセンジャーでの対話なり伝言が残せたりもして。
距離は依然そこにそのままにあるし短縮は出来ないにしてもこと情報とインフラについてはこの10年でとてつもなく進歩し整備されてしまったんですよね… 特に日本、今や世界でも有数の携帯電話網の細かさとASDL&光通信のネット環境の品質と範囲と値段の安さが揃っている。で、かつてトヨタをはじめ奴隷のように使い捨てにしたブラジルなどはインドなどと並んで新たな経済大国へとステップアップしていて…
個人的には若干、ダイレクトにアクセスできる分、コミュニティとしては開放的になってもそこに所属する個々人は閉塞化しているような気がしなくもないんだけれども… まぁ、これもあと10年もしたら解らなくなる事なんでしょう。時代、と言ってしまえばそれまでだけども、個人と国家と世界ってのについて、私達は本当に未知の時代を行かねばならないんですよね… 出来れば、それが笑顔のものであればいいんですけども。